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台湾のお茶のこと知ってますか Part1?

カウコウクン
カウコウクン
今猿婆、台湾のお茶が大好きだよね。

今猿婆
今猿婆
ほとんど毎日飲んでるよ。3煎目くらいまで飲めるので結構経済的だよ。

カウコウクン
カウコウクン
有名な凍頂烏龍茶以外にもいろいろあるんだよね。

今猿婆
今猿婆
凍頂烏龍茶と高山茶は同じだと思っていたけど違う種類なんだよ。高山茶はより香りが高くて美味しいよ。台湾のお茶菓子もはずせないよね。

林華泰茶行って知ってますか?

林華泰茶行は台北で有名なお茶の卸売店で、小売りもしています。創業1883年、140年以上の歴史があります。

日本人の観光客も数多く訪れます。一緒に来た友人を連れて行ったりして、どんどんファンが増えているようです。

お値段も良心価格で、小売りのお店を構えているところと比べると、良質のお茶をリーズナブル価格で購入できます。お店に価格表が貼ってありますが、もう5年位改訂されていないと思います。

今回は日本からライブショッピングに参加して、お話をうかがいました。詳細な情報は別途、調べて記載しています。掲載している写真は、以前、実際にお店に伺った時に撮影した写真になります。

工場

今回は、お店の裏にある工場も見せていただきました。お店の先には裏庭が合って、池にはコイが泳いでいます。周りに置いてある鉢植えは、お茶の葉の鉢植えのようです。中庭のさらに奥に、工場があります。

工場はお茶を乾かすための大、小の乾燥機があります。

乾燥する温度は150~250度ととても高いので、工場の天井にはカテキンが付着していました。

お茶の種類によって、乾燥温度が異なるそうです。

1回乾燥するのに40分ほどかかり、乾燥回数はお茶の種類によって違います。鉄観音は3回、烏龍茶は2回、文山包種茶は1回です。

乾燥が終わったら、熱を冷ますためにお茶を平均3時間程度、置いておきます。熟練した職人さんは触ったら熱の冷め具合が分かるそうです。冷めたら袋に入れます。

高山烏龍茶(発酵30% お湯の温度100°C)

台湾の烏龍茶はどれも同じ茶葉で3~4回楽しむことができます。

高山烏龍茶に限らず、台湾のお茶はほとんどが北回帰線(23.5度)以北で生産されたものがお勧めだそうです。北回帰線よりも南になると、気候が暑いためお茶の栽培に適していないとのこと。

台湾人が日常的に飲むお茶は凍頂烏龍茶ですが、高山烏龍茶はそれより少しグレードの高いお茶になります。美味しいお茶を飲みたい時とか、お友達にプレゼントするのは高山烏龍茶です。

今回、紹介していただいたのは、Bランク:阿里山烏龍茶(1600元)、Aランク:衫林溪烏龍茶(2400元)特Aランク:梨山烏龍茶(4000元)です(すべて600gの値段です)。

それぞれ産地が違い、阿里山烏龍茶(標高約1300-1500 m)は、台湾の嘉義県(南台湾)にある阿里山山脈を中心とする山岳地帯を指すところが採れるお茶です。阿里山は、阿里山山脈一帯を指す言葉として使われているそうです。

衫林溪烏龍茶(標高1700m)は、台湾南投県竹山鎮、標高1600~1800メートルの山間部に広がる杉林渓茶園区で作られるお茶です。杉林溪森林生態渡假園区は、一年を通して涼しく自然を楽しむことができるそうです。

梨山烏龍茶(標高約2000m)は、台中市和平区の東部にあり、中央山脈の標高 2000mに位置しています。梨山高山烏龍茶の他にナシやモモなどの果物の生産でも知られており、雪山(標高 3,866m)への登山口です。

どれも同じようにボール状の形状をしていますが、お値段が上がるに従って、香りが良くなってくるようです。基本的には高い場所で採れるお茶の方がよりランクが高く、香りが高くなっています。

紹介してくださった方のお勧めはBランク:阿里山烏龍茶とのことです。

文山包種茶(清茶)(発酵15% お湯の温度85°C)

文山包種茶も烏龍茶の一種で、烏龍茶の中では発酵度が低いため、色合いは透明な黄緑色で苦みがなく、緑茶に近い味わいです。蘭の花のような香りを楽しむことができ、グレードが高い上質なものは清らかな香りがするということで「清茶」とも呼ばれています。

濃くないお茶で、冷やして飲んでも美味しいと言われています。

高山烏龍茶と違い、ボール状ではなく細いワカメのような形状をしています。

今回、紹介していただいたのは、Bランク(1000元)、Aランク(1600元)です(すべて600gの値段です)。どちらも産地は台北県文山茶区になります。個人的には、こちらも好きなお茶です。

東方美人茶(発酵50~70%程度(重発酵)の烏龍茶 お湯の温度85°C)

飲んだ感じは紅茶に近いですが、こちらも烏龍茶の一種です。文山包種茶とは違い、発酵度が高く茶葉は黒っぽい色になっています。

Bランクの東方美人茶は全体が黒っぽくなっていますが、Aランクになると赤っぽい色になり、ところどころ白い部分があります。特Aランクではさらに白い部分が増えます。

これは、ウンカという昆虫の虫食いにさせた茶葉を高発酵させたお茶だからです。白い部分はウンカに齧られた跡で、これが多いとより甘味がでるそうです。

このお茶は19世紀にウンカという昆虫の被害にあった茶葉を捨てるのを惜しんで、その茶葉でお茶を作ったところ、甘く爽やかな味わいと蜜のような甘い香りがあり重宝されたのが始まりだったそうです。

日本統治時代にイギリスへ輸出され、英国でも女王陛下が美味しいとおっしゃたとか、オリエンタル・ビューティーの名で呼ばれました。

今回、紹介していただいたのは、Bランク(1600元)、Aランク(2400元)、特Aランク(4000元)です(すべて600gの値段です)。どちらも産地は台北県文山茶区になります。

東方美人茶は台湾のみで栽培されている茶葉で、台湾北中部の新竹などで生産されています。

鉄観音(発酵 高め お湯の温度100°C)

高発酵・重焙煎での鉄観音製法で、手間と時間をかけた伝統的なお茶です。生産する農家が減少傾向で、貴重な台湾茶となっているそうです。

色合いは黄金色、蘭の花の甘い香りがあり、日本のほうじ茶に似た味わいです。

今回、紹介していただいたのは、Aランク(1600元)、特Aランク(3200元)です(すべて600gの値段です)。

紅茶(発酵 完全発酵 お湯の温度85°C)

蜜香紅茶と紅玉紅茶(日月潭)を紹介していただきました。

今回、紹介していただいたのは、Bランク:蜜香紅茶(1200元)、Aランク:蜜香紅茶(1800元)、紅玉紅茶(2000元)です(すべて600gの値段です)。

蜜香紅茶は東方美人茶と同じ製法・生産で、ウンカを利用して生産しています。

お茶の色合いは琥珀色で、濃厚で芳醇な蜜の甘い香りと、渋みのないマイルドな味わいが楽しめ、台湾人にも人気があるそうです。Aランクのものになると、茶葉自体もハチミツのような香りがします。

紅玉紅茶は日月潭で栽培されている台湾にしかない紅茶です。

品種改良して作られた新しい品種で、「台湾18号」「森林紅茶」とも呼ばれているそうです。産地は台湾中部・南投県日月潭です。

お茶の色合いは明るい琥珀色で、ミント、シナモン、ブランデーのような独特の香りがします。

番外編:台湾はバイクが凄い

台湾人はバイクが大好きです。台北に行ったことのある方はご存じだと思いますが、車道を数多くのバイク(2人乗り多し)が走っています。

一方、歩道はバイクの駐輪場かと見紛うほどに、バイクが停められていて、これを避けながら歩くのは大変です。

台湾でバイクが多い理由は駐車場が少ないから、だそうです。

最近、台湾政府は観光用にレンタルバイク(自転車)を整備しているようですが、台湾人にはやはりバイクが人気ということです。台湾ではバイクは7~10万元/台で買うことができます。

・日本から林華泰茶行に直接お茶を注文することができますが、カード決済ができません。台湾に海外送金する必要があるので、少しハードルが高いです。
・調べてみると、いろいろな通販サイトがあり、台湾のお茶は現地に行かなくてもインターネットで購入することができます。台湾のお菓子も買うことができます。